「八王子千人同心」をテーマに多摩めぐり30を開催しました!
「ガイドツアー多摩めぐり30」の第6回目は11月5日に八王子市で開催しました。テーマは「八王子千人同心 ゆかりの地を訪ねる」。
真覚寺にて
この日はお天気も良く、黄色く色づき始めた甲州街道のイチョウが青空によく映えてとってもきれいでした。講師は中世・近世史研究家で八王子市在住の三沢昇さん(タマケン2級合格者)。集合場所の西八王子駅北口で、三沢さん手作りの資料をもとに千人同心の概要とコース説明を聞いた後、一行は千人同心ゆかりの寺、宗格院へ。住職の浦野信幸さんが出迎えてくれました。
浦野住職さんから話を聞く参加者
本堂に上がらせてもらい、浦野住職さんから宗格院の歴史や千人同心の話を伺いました。千人同心の名前が記された、今でいえば連絡帳のようなものも見せていただき、大感激! これをいただいて帰った方もいました。境内には千人同心の功績を顕彰した事蹟碑や組頭の松本斗機蔵の墓があります。大久保石見守長安が浅川の氾濫に備えて造らせたという「石見土手」の一部も。明治時代末頃までは所々に残っていたそうですが、今は宗格院にしかありません。
石見土手の一部
次に訪れた興岳寺には千人隊頭・石坂弥次右衛門の墓があります。日光勤番に赴任し、東照宮を戦火から守るために官軍に明け渡して八王子に帰ったところ、同心から攻められ、自害した人です。もし弥次右衛門が明け渡さなかったら世界遺産の東照宮はなかったといわれています。墓前には日光市から贈られた香炉がありました。
千人同心屋敷跡で三沢氏から説明を聞く
千人同心屋敷跡記念碑は甲州街道、追分交差点の近くにあります。この辺り一帯には千人頭と同心の邸宅が建ち並んでいました。今は1軒も残っていませんが、小金井公園内の江戸東京たてもの園で復元された屋敷を見ることができます。
信松院
軍船ひな形
松姫坐像
武田信玄の娘、松姫が開祖した信松院では、都指定文化財の木製軍船ひな形や市指定文化財の松姫坐像を見せていただきました。松姫のお墓は一段高い所に立っていて、千人同心たちの墓が松姫を守るように周りを囲んでいます。松姫は武田の遺臣だった千人同心の心のよりどころになっていたようです。
真覚寺の鐘楼堂
この後、千人同心の信仰が厚かった真覚寺と高宰神社を見学。真覚寺では特別に、鐘楼堂にも上らせていただきました。
最後に旧甲州街道を見て、西八王子駅に戻り、約6時間に及んだ「多摩めぐり」は幕を閉じました。
次回は2012年1月28日(土)、日野市で開催します。テーマは「日野~江戸・明治を見る。詳細は後日、ブログで。
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